2025年5月9日・10日、名古屋市主催の介護ロボット体験会「介護ロボットを知ろう!触ろう!試してみよう!」が開催されました。

2025年5月9日と10日、名古屋市のなごや福祉用具プラザで開催された介護ロボット体験会「介護ロボットを知ろう!触ろう!試してみよう!」に参加しました。このイベントは、介護現場での負担軽減やケアの質向上を目指し、最新の介護ロボット技術を紹介・体験することを目的としています。特別養護老人ホームや介護支援専門員など、介護に関わる多くの専門職が参加し、各日の定員30名は早々に埋まりました。
初日のテーマは「移乗・移動・排泄・入浴」
まず名古屋市の介護ロボット等活用推進事業の紹介と、介護ロボット導入の視点についての解説が行われました。続いて、令和5年度に介護ロボットを導入した施設の事例紹介がありました。特別養護老人ホーム なごやかハウス名楽では、株式会社いうらの移乗支援機器「移動式リフトEL-580」を導入し、介護者の身体的負担の軽減と利用者の安全性向上を実現したとの報告がありました。
休憩を挟んで行われた体験セッションでは、参加者が複数の介護ロボットを直接操作し、その機能性を実感する機会が提供されました。移乗支援ロボット「HugL1/T1-02/L1-01 WP」は、利用者を抱きかかえるように持ち上げ、ベッドから車椅子への安全な移乗をサポートします。また、歩行アシスト機器「ロボットアシストウォーカー RT.1 / RT.2 / RT.3」は、歩行時のバランス保持や移動のサポートを行い、利用者の自立した移動を促進します。さらに、排泄支援機器「水洗式ポータブルトイレ 流せるポータくん3号」は、トイレ環境が整っていない場所でも清潔な排泄を可能にし、介護者の負担軽減に寄与します。
2日目のテーマは「見守り支援(施設)」
初日同様に事業紹介と導入事例の発表が行われました。特別養護老人ホーム なごやかハウス野跡では、株式会社バイオシルバーの見守り支援システム「aams」を導入し、夜間の利用者の安全確保や転倒リスクの低減に成功したとのことです。体験セッションでは、見守り支援機器「シルエット見守りセンサ」や「Neos+Care(ネオスケア)」などが紹介され、参加者はこれらの機器がどのように利用者の行動を検知し、異常時に迅速な対応を可能にするかを学びました。
今回の体験会を通じて、介護ロボットの導入が介護現場にもたらす多くのメリットを実感しました。例えば、移乗支援機器は介護者の腰痛リスクを軽減し、見守り支援システムは利用者の安全性を高めると同時に、スタッフの業務効率化にも寄与します。しかし、これらの機器を効果的に活用するためには、導入前の十分な検討とスタッフへの適切なトレーニングが不可欠であることも再認識しました。また、参加者同士の意見交換を通じて、各施設での導入事例や課題を共有し、今後の介護ロボット活用の可能性を探る貴重な機会となりました。
名古屋市の介護ロボット等活用推進事業は、今後もこのような体験会やセミナーを通じて、介護ロボットの普及と活用を促進し、介護現場の負担軽減とサービス向上に寄与していくことでしょう。参加者からは、「実際に機器を操作することで、導入の具体的なイメージが湧いた」「他施設の取り組みを知り、自施設での活用方法を考える参考になった」といった声が寄せられ、今回の体験会の意義深さが伺えました。今後もこのような取り組みが続くことで、介護ロボットの導入が進み、より良い介護環境の実現が期待されます。
事業概要
なごや福祉用具プラザ 介護ロボット体験会「介護ロボットを知ろう!触ろう!試してみよう!」
- 開催日:令和6年5月9日(木曜日) 、5月10日(金曜日)
- 開催時間:14時00分 から 17時00分まで
- 対象:特養・老健・認知症GH・特定入居施設の職員、介護支援専門員など
- 開催場所:なごや福祉用具プラザ研修室・展示場
- プログラム:
- 令和6年5月9日(木曜日) 「 移乗・移動・排泄・入浴」
- 令和6年5月10日(金曜日) 「見守り支援 (施設)」スケジュール

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